こじらせたオタクはK‐POPを聴け!【活動編】②
③熱しやすく冷めやすい人にオススメ!情報量がハンパじゃない
・韓国ではアイドルが広告モデルになったり毎月のようにファッション雑誌のグラビアに取り上げられたり、曲を出す際のプロモーション活動をしていない期間も雑誌のグラビアに取り上げられたりコンスタントに露出がある。売れっ子になるとドラマ・ミュージカルにしょっちゅう起用されたりと、空白期間が少ないので飽きっぽい人にぴったりのコンテンツである。
ELLE koreaのグラビア。少女時代ユナとEXOのKAI
更に海外活動で空港に訪れるたびにネット記事の記者やファンが押し掛け写真を撮りまくられるのでお仕事以外のところでも最新の姿が見れたりする。(アイドルの方も承知していて「空港ファッション」としてめっちゃお洒落して現れる)
そして、新曲プロモーションが始まるとなんと週に5つある歌番組に1ヶ月前後出続けるのだ!分かりやすいように曜日順に動画を貼っていく。動画は2015年期待の新人SEVENTEENの「万歳」の活動の一週間である。
【火曜日 SHOW CHAMPION】
[Comeback Stage] 150916 SEVENTEEN (세븐틴) - Mansae (만세) @ 쇼챔피언 Show Champion [1080p]
【木曜日 MCOUNT DOWN】
SEVENTEEN(세븐틴) - 'Mansae' COMEBACK Stage M COUNTDOWN 150910 EP.442
【金曜日 MUSIC BANK】
SEVENTEEN - Manse | 세븐틴 - 만세 [Music Bank HOT Stage / 2015.10.02]
【日曜日 人気歌謡】
[151004] SEVENTEEN - MANSAE @ INKIGAYO
【土曜日 音楽中心】
[HOT] SEVENTEEN - MANSAE, 세븐틴 - 만세, Show Music core 20150926
これが一週間分の活動である。衣装は勿論毎回違う。(このグループは制服デザインに個人名が縫い付けてある可愛い仕様だし13人もいるので量産するの大変そう。)
ちなみに歌番組の出演料は物凄く安いみたいで、衣装代移動費諸々の経費はギャラでは到底まかなえないのでだいぶ赤字らしい。アイドル本人にちゃんと収入が入るのは広告契約が決まった時だというのがもっぱらの噂だ。
韓国では雑誌や企業のCFにアイドルがよく起用されている。サーティーワンとか。
これはソーシャルゲームの広告のLovelyz。制服に機関銃って間違いないわ泣
・海外ならでは!一般の人がアイドルを撮ったりする“fancam”の文化!
※これははっきり明記していいのか分からないのだが、あまりに堂々とkpopアイドル文化の目の前で鎮座している出来事なので書くことにする。
日本では考えられないが、一歩国外に踏み出すと一般人がスマホや一眼レフで芸能人を撮りまくるという行為に対しての規制はかなり寛容というかゆるい所がめちゃくちゃ多い。
韓国もご多分に漏れずそうである。韓流ドラマの「美男ですね」を見たことがあるだろうか。チャングンソク扮するテギョンに思いを寄せている「国民の妖精」アイドルのユイはある日飛んできたボールを顔面に受け、鼻血を出してしまう。その様子を道行くファンに撮られ、ネットに上げられる被害に遭う。
この鬼の所業、決してフィクションの中の話ではない。移動中、休暇中関わらずファンに見つかればその姿は即刻全世界に発信されるわけである。気が抜けない・・・・
しかしそこには違った側面もある。
韓国アイドルには「ファンカフェ」とよばれるファンダム(?)が一人に何個もついており、ファンダムごとにまとめる人物を「マスター」さんと呼ぶ。マスターさんは空港や野外コンサート、歌番組への移動中などアイドルが活躍する(姿を表す)所に赴き写真を撮ったり(それがアイドル本人のPRやブレイクに繋がることも)、CDリリース情報など他のファンに向けてどこよりも早くお知らせしてくれたりCD販促、youtubeの動画再生数をアップするよう促す活動をしたりする。
また、芸能事務所公認のマスターさんになると「サポート」という活動もしている。推しのアイドルがドラマ・ミュージカルに出演または新曲プロモーション活動があるときはてファンから募金を集め差し入れをしたりケータリングを呼んだり、文字通りサポートするのである。勿論誕生日の時は誕生日サポートとして何十個もプレゼントを贈る。
アイドルの方も古参のマスターさんになると顔を覚えていて、パフォーマンス中や移動中にカメラ目線で手を振ったり自身のSNS媒体で感謝を伝えたりと、傍から見るとかなり不思議な関係性なのである。
これもマスターさんが撮った写真。空港の移動中のINFINITEソンジョン
勿論公に認められているわけではなく、徹底的に禁止している事務所も勿論ある。
しかしこれを黙認し、むしろ逆手に取って新曲のプロモーションとして使うような事務所もあるわけで。(次に出す曲の振りの一部を繰り返しファンのカメラの前でアピールしたり空港ファッションとして衣装を着たり)軽めのバラエティ番組だとファンカフェの写真が欠席しているメンバーのパネルになったり(この辺りはかなり揉めていた・・・)グレーどころではないグレーっぷりなのだ。(中にはただ隠し撮りしてるだけのアカウントやストーカー行為の一環として写真を撮ってるだけの真っ黒な輩もいるので十把一絡げには語れないけれどもううううん)
波のように流れ込んでくる情報を取捨選択するのも韓国アイドルを追う醍醐味のひとつかもしれないとも思う。
つぎで終わります